2025年版「新NISA」対応『インド株6選』
投資信託 | 運用開始日 |
① iTrustインド株式 【42311184】 | 2018.4.3 |
② イーストスプリング・インド・コア株式 【83311227】 | 2022.7.29 |
③ iFreeNEXT インド株インデックス 【04314233】 | 2023.3.13 |
④ SBI・iシェアーズ・インド株式インデックス・F 【89311239】 | 2023.9.22 |
⑤ eMAXIS インド株式インデックス 【03311242】 | 2024.2.22 |
⑥ 楽天・インド株Nifty50インデックス・ファンド 【9I311244】 | 2024.4.5 |
結論はこの6本です!
運用開始日が早い順に並べました
今回の選定条件は、運用期間の短いファンドが多いため、この3点に絞りました
また、情報の公平化のため、各証券会社の情報ではなく、Yahoo!ファイナンスの情報で統一しました
Yahoo!ファイナンスさん!ありがとうございます
まず、投資信託を扱っている主な証券会社から確認しましょう
主な取り扱い証券会社
投資信託 | 楽天証券 | SBI証券 | マネックス証券 | 松井証券 |
iTrustインド株式 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
イーストスプリング・インド・コア株式 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
iFreeNEXT インド株インデックス | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
SBI・iシェアーズ・インド株式インデックス・F | × | 〇 | 〇 | 〇 |
eMAXIS インド株式インデックス | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
楽天・インド株Nifty50インデックス・ファンド | 〇 | × | 〇 | 〇 |
楽天証券とSBI証券のライバル関係の影響がありますが、大手ネット証券で、ほぼ買うことは可能です
インド株の投資信託は、以下の記事でインデックスファンド、アクティブファンドという括りに、こだわる必要がないことは解説しています
最も重要なのは、投資信託のパフォーマンスです
『インド株ファンドは、インデックスなのか?アクティブなのか?』(インデックスファンドに、こだわりすぎなくてもいい理由)
パフォーマンス比較(リターン重視なら?)
リターン重視ならアクティブファンドを選ぶ
今回比較する6本の投資信託は、全て分配金実績がないので、株価推移で比較します
まず、インデックスファンド4本の比較です
比較期間は、1年未満の投資信託があるため、6カ月で比較します
① インデックスファンドの比較
【6カ月比較チャート】
SBIインドは「SENSEX30」指数に連動することを目指し
それ以外の3本は「Nifty50」指数に連動することを目指しています
将来的に「SENSEX30」と「Nifty50」のどちらが、いいパフォーマンスになるのかは分かりません(過去の実績推移から日経平均やTOPIX同様に大きな差はないでしょう)
この中で、最もいいのは「SENSEX30」のSBIインドです
「Nifty50」の中では、iFreeNEXT インドが、最もいいです
同じ指数に連動しながら、リターンの差が出る大きな要因は、 コストの影響を含めた トラッキングエラー(指数との乖離率)です
(S&P500や、全世界株のインデックスファンドは、トラッキングエラーはとても小さく、誤差レベルですが、インド株のインデックスファンドは、市場の特性から、トラッキングエラーが発生しやすく、その値も大きくなりがちです)
eMAXIS インドと楽天インドは、後述しますが、経費率がiFreeNEXT インドより安いにも関わらず、リターンが劣っています
これは、比較的トラッキングエラーの大きいことが要因でしょう
次に、インデックスファンド4本の中からSBIインドとiFreeNEXT インドの2本をピックアップし、アクティブファンドと比較します
② 2本を除外した4本の投資信託比較
ここからは「イーストスプリング・インド・コア株式」は、名称が長いので、愛称の「+αインド」と呼びます
比較期間はiFreeNEXT インド以外が、3年未満の投資信託なので、1年で比較します
【1年比較チャート】
アクティブファンドの、iTrustインドと+αインドの、一騎打ちです
インデックスファンドのiFreeNEXT インドとSBIインドに対し、安定的に優位性が高いです
なぜ、インデックスファンドは、アクティブファンドに勝てないのかは、上述した『インド株ファンドは、インデックスなのか?アクティブなのか?』に書きましたが、そもそも、インド株の場合、インデックスファンドは、指数(インデックス)についていくのが難しいことが要因です
「iTrust」は、直近「+αインド」に対し、リターンが上回りましたが、この2つのファンドは、今後、どちらがよくなるのかは誰にも分かりません
私は、この4つのファンドに対し、1年半以上、もう一つのブログ『タクドラたみ』の米国株投資で、少額の積立をし検証しています
気になる方は、参考にしてください
インデックスとコストに こだわるなら
インデックスファンドへのこだわりや、コストへのこだわりを、強く持つ人は多いと思います
ここで、6つの投資信託の純資産額とコストを確認しましょう
投資信託 | 純資産額 | 経費率 |
iTrustインド (アクティブ) | 733.35億円 | 0.9828% |
+αインド (アクティブ) | 191.80億円 | 0.9905% |
iFreeNEXT インド (インデックス) | 1513.65億円 | 0.473% |
SBIインド (インデックス) | 732.91億円 | 0.3138% |
eMAXIS インド (インデックス) | 106.57億円 | 0.44% |
楽天インド (インデックス) | 242.89億円 | 0.308% |
( 純資産額・経費率:2025.1.4 時点 )
経費率は、インデックスファンドの方が低いです
純資産額も、運用期間を踏まえれば、インデックスファンドの方が、伸びている傾向です
この6本の投資信託は、購入時の手数料は無料ですが
しかし、+αインドは、この6本の中で唯一、解約手数料(基準価格の 0.30%)が発生します
何に投資すればいいのか?
ここからは、私見が入ります
① リターン重視なら
② インデックスとコスト重視なら
将来的に、コストの低いインデックスファンドの方がリターンが高くなるなると、信じ切れるのであれば、iFreeNEXT インド・SBIインド・eMAXIS インド・楽天インド の4択です(4つの投資信託の経費率の差は、ぶっちゃけ誤差レベルです)
③ その他のこだわり
① トラッキングエラー(指数との乖離)
インデックスファンド選びでは、トラッキングエラーも重視します
これを重視するのであればiFreeNEXT インドです
eMAXIS インド・楽天インドは、運用期間が短すぎるので分かりませんが、安定的な運用ができているのは、現状、iFreeNEXT インドです
②「SENSEX指数」にかけるなら
SBIインド1択です
他のインデックスファンドは「Nifty50」への連動を目指しています
③ ポイントにこだわるなら
これは、全く、おすすめできませんが、改悪の可能性が否めないポイントを重視したい方は楽天インドやSBIインドも選択肢に入ってくるでしょう
④ その他のこだわり
三菱UFJアセットマネジメントの eMAXIS(イーマクシス)シリーズで、投資するファンドを統一したいという思いのある方などはeMAXIS インドも、コストが低めに設定されているので選択肢に入るでしょう
ただし、③と④は、投資の本質から離れているので、私はこの基準で投資信託を選びません
最後に
最後まで読んでくださり、ありがとうございます
投資スタイルは、人によって千差万別
この内容が、少しでも参考になればうれしいです
【関連記事】
『インド株ファンドは、インデックスなのか?アクティブなのか?』(インデックスファンドに、こだわりすぎなくてもいい理由)
【投資信託の積立し比較検証をしているブログ】
【ブログランキングに参加しています】
応援クリックお願いします!