「S&P500」vs「ナスダック100」vs「FANG+」

投資信託

【2025年版】
「S&P500」vs「ナスダック100」vs「FANG+」の 比較検証

こんにちは!タクドラたみです♪

2025年1月8日、大和アセットマネジメントから
「FANG+」が、国内ETFで登場することで注目されています

そこで、今回は「S&P500」「ナスダック100」「FANG+」の、比較検証をします

「ナスダック100」や「FANG+」が注目される理由は?

2024年 スタートの「新NISA」が きっかけ!

背景

2024年「新NISA」が 始まったことで
① NISA口座の非課税期間が恒久化
② 年間の非課税枠が360万円に拡大した

【FANG+】

2023年まで、NISAの枠が小さく、ハイリターンを狙う投資家の多くは「レバナス(ナスダック100に2倍のレバレッジをかけた投資信託)」を、非課税口座(特定口座など)などで 運用していました

しかし、NISA枠が広がることで「新NISA」で投資できる、ハイリターンの投資信託を、ハイリターンを狙う投資家たちは探し出しました

そこで、注目されたのが、大和アセットマネジメントの「iFreeNEXT FANG+インデックス」という投資信託です

【ナスダック100】

また、NISA枠の拡大は、今まで「S&P500」など王道の投資信託のみ投資していた投資家にも変化が起きました

特定口座などの課税口座では躊躇していた「S&P500」よりリスクの大きい「ナスダック100」の投資信託も「非課税の投資枠が広がるなら…」などの理由で 注目が高まりました

では「FANG+」や「ナスダック100」は、どのような指数(インデックス)なのでしょうか?

「S&P500」「FANG+」「ナスダック100」比較チャート

【過去5年 比較チャート】

Googl Finance を使い筆者編集(2025.1.1)

「FANG+」や「ナスダック100」が「S&P500」に対し、これだけのリターンを出しているのが、注目される理由です

ただし、チャートを見て分かることは
「S&P500」に対し「ナスダック100」は
値動きの幅は大きく
「FANG+」は、それ以上に大きいです

シャープレシオ(取ったリスクに対するリターン)

シャープレシオの 数値が大きいほど、優秀なファンドと言われています

比較は、なるべく公平になるよう 全て 大和アセットマネジメントの「iFree」シリーズの投資信託で行いました

投資信託 ファンド検索 検索結果(基本情報)/マネックス証券を元に筆者編集(2025.1.1)

この数値を見て、どう捉えるかは、人それぞれと思いますが

私は「S&P500」に対し、シャープレシオは
「ナスダック100」は、やや低く
「FANG+」は、やや高く感じます

ですが、ぶっちゃけ さほど変わらないです

つまり「S&P500」より「ナスダック100」
「ナスダック100」より「FANG+」の方が
大きなリスクを取った分
大きなリターンが 期待できると言えます

ただし「S&P500」より「ナスダック100」
「ナスダック100」より「FANG+」の方が
大きなリスクを取る分、強い握力が必要です

このことから、毎月など、超長期で20年とか30年、コツコツ積立てていれば「S&P500」や「全世界株」同様、インデックスファンドのセオリー通り、プラスのリターンが期待できると思われます

ただ、投資期間が10~15年未満の短い期間の場合、必ず訪れるであろう崩落時、資産の回復が間に合わないかもしれない という想定は必要でしょう

各インデックス(指数)について

「S&P500」指数

「S&P500」は、スタンダード&プアーズ社が算出するアメリカの代表的指数
ニューヨーク証券取引所や、ナスダックに上場している、代表的な大型株500社で構成され、時価総額の大きい銘柄の比重が大きくなる、時価総額加重平均型の株価指数

「ナスダック100」指数

「ナスダック100」は米国のナスダック市場(新興市場)に上場している、時価総額の大きい100社で構成される、時価総額加重平均型の株価指数
ハイテク企業が多く、金融業を除外しているのが特徴

「FANG+」指数

「FANG」とは、Facebook(メタ)、アマゾン、ネットフリックス、グーグル(アルファベット)の頭文字をつないだものです
米国の上場企業のビッグテック10社で構成される、均等加重型の株価指数
「S&P500」「ナスダック100」同様、組み入れ銘柄の入れ替えはあります

大和アセットマネジメント株式会社 より転用

上位構成銘柄と構成比率

Bloombergを元に筆者編集(2025.1.1)
「FANG+」は 均等加重ですが、リバランス後 株価の変動で 1銘柄10%に対しやや上下あり

上の表から見て分かる通り、7銘柄 被っています

構成銘柄数

S&P500 ➡ 500銘柄
ナスダック100 ➡ 100銘柄
FANG+ ➡ 10銘柄

各指数の、構成銘柄は あまり変わりません

しかし、構成比に注目すると、構成銘柄数の関係で

「S&P500」➡「ナスダック100」➡「FANG+」の順で、集中投資になります

値動きの幅は「分散」より「集中」の方が 大きくなります

投資判断の基準

① 投資比率(ウエイト)

投資比率

① 時価総額加重平均型か?
② 均等加重型か?

「S&P500」や「ナスダック100」といった、時価総額加重平均型の場合、株価が上昇している銘柄の構成比率が高くなります
上昇している銘柄ほど、たくさん買うケースが多く、順張りタイプの投資アプローチになります

「FANG+」のような、均等加重型の場合、株価が上昇している銘柄も 下がっている銘柄も リバランスによって同じ構成比率に戻されます
下落している銘柄ほど、たくさん買うケースが多く、逆張りタイプの投資アプローチになります

どちらが いいのか?は、人それぞれでしょう

②「分散」か「集中」か?

分散 or 集中

① 分散 ➡ ローリスク・ローリターン
② 集中 ➡ ハイリスク・ハイリターン

① 銘柄数が多いと投資銘柄が分散され、リスクとリターンは マイルドになる傾向

② 銘柄数が少なくなるほど投資銘柄が集中し、リスクとリターンは 大きくなる傾向

より 分散効果を求めるなら「S&P500」
より 集中効果を求めるなら「FANG+」

と言っても「S&P500」も、株式100%なので、他のアセット(債券や金)に比べ、ハイリスク・ハイリターンです

投資先例

「S&P500」
米国ETF ➡ 「VOO」「SPLG」など
投資信託 ➡ 「eMAXIS Slim S&P500」など

「ナスダック100」
米国ETF ➡ 「QQQ」「QQQM」など
投資信託 ➡ 「楽天・NASDAQ100インデックスファンド」「ニッセイNASDAQ100インデックスファンド」など

「FANG+」
投資信託 ➡ 「iFreeNEXT FANG+」
国内ETF ➡ 「iFreeETF FANG+(316A)」

まとめと私見

「ナスダック100」や「FANG+」を、投機的投資対象と考えている方は 少なくないと思います

しかし、私は そう考えていません

これらのファンドに対しても、他の投資対象に対しても、自分のリスク許容度を超える金額を投資すれば「投機的」に なってしまいます

投資対象がどのようなファンドなのか?を しっかり調べ上げ、リスク許容度の範囲での投資であれば、投機にはならないでしょう

なにが「投機的」なのか?の 基準は 人それぞれです

ただ、コアサテライト戦略で考えるなら
資産形成では、株式の場合「S&P500」や、オルカンのような「全世界株」を 投資のコアにし
「ナスダック100」や「FANG+」は、サテライト枠として投資するのが、大多数の人にとっては、ベターだと感じています

最後に

最後まで読んでくださり、ありがとうございます

投資スタイルは、人によって千差万別
この内容が、少しでも参考になればうれしいです

【関連記事】

こちらのブログの中で「ナスダック100」や「FANG+」など、少額で投資信託の積立の検証記事を書いています

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