こんにちは!タクドラたみです♪
この記事は、昨年にも出しましたが、今回は、その最新版です!
前回も…ですが、紹介するベストな投資信託の多くが、SBI証券のみの取り扱いです
そのため、今回は、他の証券会社で買える投資信託も紹介します
ぜひ、投資の参考にしてください
『コア投資』の「ETF4選」と「投資信託4選」
株式
インデックスファンドの場合
「S&P500」に投資するなら
ETFは
➡ SPLG: SPDR® ポートフォリオ S&P 500® ETF
投資信託は
➡ eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
高配当株ファンドの場合
「米国高配当株」に投資するなら
ETFは
➡ VYM-バンガード高配当利回りETF
投資信託は
➡ SBI・S・米国高配当株式ファンド(年4回決算型)
債券
「米国総合債券」に投資するなら
ETFは
➡ BND-バンガード トータル・ボンド・マーケット ETF
投資信託は
➡ SBI・iシェアーズ・米国総合債券インデックス・ファンド
金
「ゴールド」に投資するなら
ETFは
➡ GLDM: SPDR® ゴールド・ミニシェアーズ・トラスト
投資信託は
➡ SBI・iシェアーズ・ゴールドファンド(為替ヘッジなし)
他の証券会社で買える 投資信託など
株式
SBI・S・米国高配当株式ファンド(年4回決算型)
の取り扱いはSBI証券のみ
(経費率:0.1238%)
楽天証券の場合
➡ 楽天・高配当株式・米国ファンド(四半期決算型)
(経費率:0.192%)
他の証券会社で買える似たファンドなし 今後に期待
強いて言えば コンセプトは違うが
iFreePlus 米国配当王(年4回決算型)
(経費率:0.286%)
債券
SBI・iシェアーズ・米国総合債券インデックス・ファンド
(経費率:0.0938%)
の取り扱いはSBI証券のみ
他の証券会社の場合
米国債券ではなく先進国債券になりますが
eMAXIS Slim 先進国債券インデックス
(経費率:0.154%)
金
SBI・iシェアーズ・ゴールドファンド(為替ヘッジなし)
の取り扱いはSBI証券のみ
(経費率:0.1838)
振替ヘッジありなら
SBI・iシェアーズ・ゴールドファンド(為替ヘッジあり)
(経費率:0.1838)
こちらも取り扱いはSBI証券のみ
他の証券会社の場合
りそな-Smart-i ゴールドファンド(H無)
りそな-Smart-i ゴールドファンド(H有)
(いずれも経費率:0.375%程度)
アセットアロケーションを考える
投資の運用成績の9割以上は
アセットアロケーションで決まる
投資家界隈で、この話は、よく耳にしますが、インデックスファンドの父と言われ、資産運用会社バンガードの創始者であるジョン・ボーグルは『インデックスは勝者のゲーム』の中で、意訳しましたが、次のようなことを述べています
ベンジャミン・グレアム(ウォーレンバフェットの師匠と言われる)は、投資資産をどのようにアロケーション(配分)するかが最初の投資判断であるべし
1986年の学術研究で、トータルリターンは、驚くことに94%がアセットアロケーション(資産配分)で説明できると判明した
また、次のようにも述べている
どうアロケーションするのかを決めるにあたり
①リスクを取る能力(家計状態、家族構成、年齢など)
②リスクをとる意欲(自身の性格や好み)
が、根本的な要素で、これらを合わせてリスク許容度を決める
『インデックスは勝者のゲーム』より
このことから、今回、株式・債券・金という、3つの伝統的なアセット(資産クラス)から、長期投資を前提とし、個人投資家にとって鉄板となり得るファンドを抽出しました
株式インデックスファンドについて
『多くの個人投資家のとって投資の最適解は、株式のインデックスファンドである』
世界最強と言われる指数(インデックス)の「S&P500」を、資産運用のコアにし、資産形成期から取り崩し期に至るまで、保有し続けることが有効であることは、もはや述べるまでもないでしょう
もちろん、全米株式や、全世界株式といった、広く分散されたインデックスファンドも いい選択です
高配当株について
高配当株は、海外では さほど人気がないですが、日本では人気です
配当金の本質は「株式の強制売却」です
メリットは、株式の売却ストレスや、売却時の悩みや後悔がなく、心穏やかに、資産の取り崩しが行え、比較的早い段階から、資産収入を得ることができる点です
デメリットは、配当金の受取時に課税されるなど、資産形成において資産拡大の効率が悪くなる点です(ただし、非課税口座のNISAの場合、このデメリットは大きく削減されます)
これらを踏まえ、高配当株が必要ないと考えるのであれば、アセットに組み込む必要はないでしょう
特に、年齢が若く十分な労働収入がある場合は、配当金は必要ないかもしれません
また、資産の最大化を優先的に目指すのであれば、配当金再投資より、ファンド内で配当金が再投資されるインデックスファンドへの投資の方が効率的です
債券について
債券は、必要ないと考えるのであれば、組み込まなくてもいいと思います(特に、資産形成初期の段階)
海外の債券は、為替の影響を受けるため、代わりに日本円(現金)で、アセットアロケーションをコントロールする選択肢もいいと思います
一般的に債券は、年齢の数のパーセントを保有するのがいいと言われています
(例えば、40歳であれば、40%です)
金について
長期保有が前提で、金こそが、価値のモノサシで、現金の価値が暴落したときのリスクヘッジと考えるのであれば保有する価値はあります
しかし、その必要がないと考えるのであれば、組み込まなくてもいいでしょう
一般的に、金は組み入れても、5~10%、多くても20%程度と言われています
コストを考える
ファンド選びには、コストは重要です
再び『インデックスは勝者のゲーム』からですが
ファンドのパフォーマンスは上昇したり下落したりするものだ。
しかし、コストは永久にかかり続ける。
コストの高いファンドのリターンは、一様に低いものとなっている。
『インデックスは勝者のゲーム』より
と、ジョン・ボーグルは、述べています
コストは、ファンドを持ちづづけている以上、永久に支払うことになります
そして、当然ですが、同じ指数への連動を目指すファンドなら、コストの低いファンドの方が、コストの差だけ高いリターンになるのです
ひとつ例を挙げるなら、車の場合、燃費の悪い車は、燃費のいい車に対し、コストは悪いです
そして、長い年月乗り続けるほど、そのコストの差は大きくなります
また、コストを考える際、純資産額も気にしたいです
例えば、たくさん乗客が乗る電車なら儲かるので、他社との競争があった場合、運賃を下げることは考えられます
しかし、いつもガラガラの電車なら、運行路線の継続のために、運賃を値上げする可能性が考えられます
したがって、より多くの投資家から資金を集めている、純資産額の大きいファンドを、優先して選択したいです
金額を考える
① 金額は安い方が買いやすい
② 投資信託は 少額で投資できる
① 金額は、安い方がいい
1株単位での購入のETFは、この記事で
株式は、「VOO」でなく「SPLG」を
債券は、「AGG」ではなく「BND」を
金は、「GLD」ではなく「GLDM」を選びました
多くの個人投資家にとって、1株10万円と、1株1万円なら、金額の安い1万円の方が買いやすいです
例えば「S&P500」のETFで人気の「VOO」の株価は、今(2025.1.5時点)1株、約540ドル(約8.5万円)
一方、今回、選んだ「SPLG」は、1株、約70ドル(約1.1万円)
どちらの方が、買いやすいでしょうか?
この基準は、債券や金のETFでも、同じです
2025.1.5 時点の比較は以下の通りです
【株式インデックス】
株価 | 経費率 | |
SPLG | 69.63ドル | 0.02% |
VOO | 544.40ドル | 0.03% |
【債券】
株価 | 経費率 | |
BND | 71.85ドル | 0.03% |
AGG | 96.81ドル | 0.03% |
【金】
株価 | 経費率 | |
GLDM | 52.28ドル | 0.10% |
GLD | 243.49ドル | 0.40% |
※ 買い換えは奨励しません(課税コストが掛かるため)
② 投資信託は 少額で投資できる
多くの投資信託は、100円から購入が可能です
現時点の株価を、あまり意識しないで買えます
また、コスト面では、ETFに対し高くなりがちですが、ドル転不要で、超少額から投資できる投資信託は、個人投資家にとって、大きなメリットです
まとめ
【ETF】
株価 | 経費率 | 純資産額 (十億USD) | |
SPLG S&P500ETF | 69.63ドル | 0.02% | 54.332 |
VYM 米国高配当株ETF | 128.42ドル | 0.06% | 60.115 |
BND 米国総合債券ETF | 71.85ドル | 0.03% | 121.282 |
GLDM 金ETF | 52.28ドル | 0.10% | 9.348 |
(2025.1.5時点)
【投資信託】
経費率 | 純資産額 | |
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500) | 0.09372%以内 | 65,154.57億円 |
SBI・S・米国高配当株式ファンド(年4回決算型) | 0.1238%程度 | 736.12億円 |
SBI・iシェアーズ・米国総合債券インデックス・ファンド | 0.0938%程度 | 1,021.13億円 |
SBI・iシェアーズ・ゴールドファンド(為替ヘッジなし) | 0.1838%程度 | 262.29億円 |
ETFを選択するのか?投資信託を選択するのか?
これについては、人それぞれの状況や、環境により左右されます
一般論ではなく、個人ごとの判断になると、私は考えています
また、この記事を見て
「おい!おい!SBI証券でしか買えない投資信託ばかり!」
と、感じられると思います
しかし、他の証券会社でも買える投資信託も紹介しました
今後、今よりいいファンドが出る可能性もありますし、既存のファンドのコストが引き下げられる可能性もあります
その度に、ガチャガチャ買い換えを行うのは、非効率の場合もあります
そのため、100点満点の継続は、現実的ではありません
そこそこ、合格点と判断したファンドで十分と思います
それより、はるかに重要なのは、投資を継続することでしょう
全ての人が それぞれの人生という 山登りを
それぞれのの方法で 楽しめると いいですね
最後に
最後まで読んでくださり、ありがとうございます
今回、取り上げたファンドは、なるべく客観性を持たせましたが、私見も入っています
もちろん、異論など大歓迎です!
また「もっといいファンドがあるよ!」というのがあれば、合わせて、お問い合わせや「X」などで、コメントお願いします
投資スタイルは、人によって千差万別
この内容が、少しでも参考になればうれしいです
【引用した書籍】
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