10年前『VYM』に100万円投資していたら、2倍以上になった分配金はいくら?

ETF

( 最終更新日:2025.1.14 )

【2025年版】「VYM」の 2024年までの
実績データで算出

こんにちは!タクドラたみです♪

今回は、人気の米国高配当株ETF『VYM』に10年前、100万円投資していたら分配金はいくらなのか?という算出結果です

100万円投資した場合の算出結果

算出前提

・10年前の2014年末株価
  ➡ 68.75$
・2024年の年間分配金
 ➡ 1.908$
・2024年の年末時点の為替
 ➡ 1$=119.59$
・100万円≒8,361$
・8,361$で買える株数=121株
 ➡ 10年前100万円で121株買えた

【結論】

10年前「VYM」に100万円の投資で
1年間の分配金は、47,777円(税引後)
10年間の合計は、305,021円(税引後)


2015年の分配金、約22,000円
2025年の見込み、約50,000円

米国の現地課税(10%)から、日本の国内課税(20.315%)の合計 28.135%を差し引いた、年度別の分配金と、10年の合計額は以下の表の通りです

【算出表】

【2025年の予想(10年前100万円買った場合)】

皮算用ですが、算出結果に、2025年の予想も入れました
為替は150円~160円で、3パターン算出し
過去10年間の年平均増配率、約6.26%を考慮しました

実際、為替がどうなるのか?
増配がどうなるのか?
これらは、分かりませんが、10年前に「VYM」に100万円投資していれば、2025年の今年、年間の分配金 見込み額は約5万円(税引後)です
今、100万円 買った場合、分配利回り約3%で、約3万円ですが、税引き後、約21,500円です)

この金額を、どう捉えるのか?は、人それぞれと思います
しかし「VYM」の年間分配金が、年平均6%以上で増加し、10年間で2倍以上増えた実績は、未来に大きな希望が持てるでしょう

また「NISA口座」で、購入するのであれば、国内課税 20.315%が非課税なので、分配金の手取り額は増えます
(今、NISAで 100万円買った場合、分配利回り約3%、現地価税10%のみで、約27,000円です)

「VYM」の株価・分配金・利回り推移

【株価推移】

年末時点の1株価格:単位 USD

「VYM」の設定日は、2006年11月です
2008年の、リーマンショック以降、株価の回復まで、5年かかっています(S&P500も5年かかりました)
それ以降、ほぼ順調に株価は、右肩上がり傾向で上昇しています
しかし、暴落は、また、いずれくるでしょう
そんな時に、心のより所になるのが、分配金です

【分配金推移】

さすがに、リーマンショックで減配しましたが、その他、株価より早い3年で回復しました
また、リーマンショック時、株価の下落は34%(S&P500は約38%)でしたが、減配は約24%に留まった点は見逃せません

【分配利回り推移】

利回りは、年間分配金/年末時点の株価:単位 %

分配利回りは、3%前後で、安定的に推移しています
2008年のリーマンショック時、株価の暴落で、一時的に、利回りが急騰しましたが、長期的に見れば、株価の上昇と、増配のバランスがいいです

実績データの考察

この結果を見て、みなさんはどう感じたでしょうか?

ぶっちゃけ『VYM』は、超がつく優良な高配当株ETFですね

実績データからの、私の考察は、以下の通りです

考察(私見あり)

① 100万円では、投資元本が少ないので、十分な不労所得を得るには、投資元本を増やす必要がある

② 配当利回りが約3%でも、税金が徴収されると、約2%になるので、可能であれば「NISA口座」で買いたい

③ 「VYM」への投資は、分配金が支払われる度に課税され、投資効率が下がります
資産形成期の 若い世代で、今、分配金が必要でなければ、ある程度「S&P500」のインデックスファンドなどで資産を膨らます事を優先した方が、いいかもしれない

④ 資産取崩期や 資産取崩期が見えてきた年齢の人などは、ファンドの取崩し(売却)のストレスが少ない(むしろ嬉しい資産の強制取崩し)「VYM」のような超優良ファンドの分配金目当ての高配当株投資は魅力的

「VYM」購入方法について

暴落時に株を買えば、儲かると、おっしゃる方もいらっしゃいますが

①暴落を待っていれば、いつまでも買うことができず、機会損失のリスクがある
②暴落時、どこまで株価が下がるのか?は、誰にも分からない

この事や「VYM」の、安定的な分配利回りの点から、例えば

①3%を超えた時のみ、1年~3年スパンで、時間を分散させ購入する
②毎月、積立投資をする

などの、欲張らない購入方法が、ベターだと思います

私は、米国ETFの本家「VYM」も 保有していますが
投資信託も「ドルコスト平均法」で 積立購入しています

投資信託は、SBI・V・米国高配当株式インデックス・ファンド(年4回決算型)です

最後に

最後まで読んでくださり、ありがとうございます

過去10年で、分配金が2倍になった「VYM」の実績を書いた、この記事が、投資戦略の参考に少しでもなれば嬉しいです

【 「VYM」購入のおすすめ証券口座】

マネックス証券_米国株訴求

楽天証券

【ブログランキングに参加しています】
応援クリックお願いします!

にほんブログ村 株ブログ 米国株へ
にほんブログ村