米国高配当株 銘柄選定【5つのポイント】

投資初心者

こんにちは!タクドラたみです♪

「高配当株の個別株、何を買っていいのか?」

とても悩ましいですよね。

でも、大丈夫です!

この記事を読んで、理解すれば、個別銘柄を選ぶ基本が分かります!

ネット記事や雑誌に「おススメ!高配当株〇選!!」というのを、よく目にします。

しかし、それを読み「チャンス!」と思い投資するのは、王道の失敗パターンです。

なぜなら、高配当株投資は、タイミングを見て買うアクティブ投資だからです。

自分で、銘柄を選定し、チャンスを待ち、チャンスが来たらバットを振るのが、高配当株投資です。

なので、ネット記事や雑誌で書かれた内容は、基本的に、投資タイミングが手遅れになっていることは、想像しやすいと思います。

つまり、過去に書かれた、ネット記事や雑誌で、購入銘柄を検討するのは、野球で言えば、ピッチャーが投げたボールが、キャッチャーミットに入ってから、バットを振るようなものです。

それゆえ、手遅れ投資にならないためにも、高配当株投資は、自分自身で銘柄を選定するスキルが必要なのです

そこで、今回は、株を買う前に、最低条件として押さえておくべき、基本の5つについて、解説していきます。

見るべき基本の5つのポイント

①利益推移

②売上推移

③連続増配

④株価推移

⑤配当利回り

①利益推移

高配当株投資は、長期的に安定した配当金を得ることが重要です。

最低、10年位は見ておきましょう。

そもそも、配当金とは企業の利益を株主に還元するものです。

利益がなくては、配当金を出すことはできません。

利益が、右肩上がりであることが、今後も安定した配当金が支払われるための条件です。

仮に、利益が右肩下がりであれば、今後、配当金が少なくなる(減配)、配当金がなくなる(無配)の危険性が高いです。

②売上推移

こちらも、最低10年位は見ておきましょう。

多少の浮き沈みがあってもOKです。

直近の事例では、コロナショックのように、企業の生み出す商品の本質的価値とは関係なく売上が下がることもあります。

そういう、イレギュラーの場合、いずれ売上は回復します。

あくまでも、長期的に、右肩上がりであることが重要です。

また、利益が右肩上がりでも、売上が減少していれば危険です。

なぜなら、企業の人員を減らし人件費を削減したり、原材料費の質を下げることで、コストを抑え、利益を上げているケースもあるからです。

③連続増配

25年以上、連続増配している企業を「配当貴族」と言います

50年以上、連続増配している企業を「配当王」と言います。

長期にわたり、配当金を増やし続けている企業は、そうでない企業に比べ、今後も、配当金を増やしてくれる可能性が高いことは、感覚的に分かると思います。

「配当貴族」銘柄や、「配当王」銘柄から、投資銘柄をピックアップしていくことで、今後も、安定した配当金を受け取ることが期待しやすくなります。

④株価推移

高配当株投資は、株の売買で利益を得る投資手法ではないですが、株価も気にする必要があります。

株価も、最低10年位は見ておきましょう。

ザックリ言うと、

株価は、EPS(利益)× PER(期待値)

で決まります。

仮に、今まで、売上・利益が上がっていたとしても、斜陽産業(今後、落ちぶれていく見込みの業種)や、衰退企業(競合他社にシェアを奪われそうな企業)であれば、未来の期待値が下がることで、株価は下がっていきます。

そういう銘柄に投資していくのは、将来、安定した配当金を受け取れなくなる可能性が高くなります。

⑤配当利回り

何%以上が、高配当という決まりはありません。

個人的に、感覚的ですが、最低でも、配当利回りが2.5%以上、理想は4%以上で、株を買いたいです。

ですが、3%以上あれば、十分という判断で考えています。

高配当株は購入時点での、配当利回りが重要です。

仮に、配当利回りが3%の時、100万円分の株を買ったとします。

その場合、増配や減配がなければ、毎年3万円の配当金を受け取ることができます。

しかし、同じ銘柄でも、配当利回りが2%の時に買うと、同じ100万円分の株を買ったとしても、毎年2万円の配当金しかもらえません。

なら、配当利回りがが高い時に買った方がいいですよね。

配当利回りは、株価が下がった時に上がります。

なので、高配当株投資家は、優良銘柄の株価が下がった時が、買いのチャンスと考えるのです。

それゆえ、高配当株投資は、タイミングを見る必要があるので、アクティブ投資なのです。

また、ネット記事や雑誌で紹介されたからと言って、ホイホイと買うのは、タイミングの合っていない「空振り三振投資」と言えるのです。

最後に

今回の内容は、高配当株投資の基本中の基本です。

それ以外に、見るべきポイントは、多々あります。

しかし、この基本を忠実に守ることは、感情を持つ人間にとって簡単なことではないと、私は実感しています。

ですが、基本を忠実に継続することが、成功へのカギになるでしょう。

とは言え、この基本の継続は簡単ではないです。

仮に、銘柄分析のスキルがあったとしても、日々の、お仕事や生活の中で、銘柄分析の時間を作り続けるのは、相当、大変だからです。

そういう場合は「VYM」などの、優良な高配当株ファンドに、格安の手数料を払い投資するのも、有効な手段でしょう。

この記事が、投資の参考になれば嬉しいです。

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