【頂上対決】『iTrustインド』vs『+αインド』インド株 投資信託「比較検証」

投資信託

【2025年1版】インド株 投資信託 ビッグ2を 徹底解剖

こんにちは!タクドラたみです♪

インド株投資信託の頂上対決と言えば、この2つで間違いありません!

今回は、この2つの投資信託を、徹底比較します

ん…!?
両方とも、アクティブファンドやん

うん!
 
インド株投資信託の リターンは
インデックスより アクティブの方が
いいからね!

それについては、下の記事で
解説してるから 参考にしてね!

『インド株ファンドは、インデックスなのか?アクティブなのか?』(インデックスファンドに、こだわりすぎなくてもいい理由)

【厳選】2025年版「新NISA」対応『インド株 投資信託6選!』

タクドラたみの結論

「iTrustインド」と「+αインド」
2025年1月時点では「iTrustインド」の方が優勢ですが、長期的に どちらがいいのか分かりません


スペック比較

ファンド名iTrustインド株式イーストスプリング・インド・コア株式ファンド 愛称:+αインド(プラスアルファインド)
運用会社ピクテ・ジァパンイーストスプリング・インベストメンツ
運用形態アクティブアクティブ
証券コード4231118483311227
運用開始日2018年4月3日2022年7月29日
純資産額765.82億円189.72億円
分配金実績なしなし
運用コスト(税込)0.9828%程度0.9905%程度
買付時コストなしなし
信託財産留保額なし0.3%
償還日無期限無期限

( 2025年1月12日 時点 )

ここでの注目は、①運用期間 ②純資産額 ③コストです

① 運用期間は「iTrustインド」が約7年、「+αインド」が約2年半
運用実績データは、3年欲しいところなので「+αインド」は、もう少しです

② 純資産額は、両方とも100億円を超えているので、繰上償還のリスクは考えにくいです

③ コスト比較は、誤差レベルです
しかし「+αインド」の信託財産留保額が気になる方は、いらっしゃると思います
また、純資産額の点から、将来のコスト値下げの可能性は「iTrustインド」方が有利です

したがって、現時点のスペック比較は「iTrustインド」の方が優勢です

リターン比較

リターンの比較は、参考のため、100人中120人が、インド株のインデックスファンドで 最も優秀と回答するであろう「iFreeNEXTインド株インデックス」を参考として並べました

アクティブファンドの強さも、感じられると思います

【トータルリターン】

「+αインド」と「iFreeNEXTインド」の運用期間は3年未満です

6カ月1年2年3年5年
iTrust
インド
2.23%30.54%30.22%19.00%19.19%
+α
インド
-4.58%28.44%31.92%
iFree
NEXT
-5.41%17.14%

( マネックス証券のデータより 2024年12月末 時点 )

【チャート比較】

Yahoo!ファイナンス を使い筆者編集(2025.1.12)

直近「iTrustインド」が「+αインド」に対し優勢ですが、一進一退のように見えます

インデックスファンドの王者「iFreeNEXTインド株」に対し、2つのアクティブファンドは、大きな差を開けています
このことから、今後もリターン比較は「iTrustインド」と「+αインド」の、頂上対決が続くと感じます

くどいですが「iFreeNEXTインド株」は、かなり優秀なファンドで、私自身、積立投資しています

リターン・リスク

【標準偏差】

「標準偏差」とは?

標準偏差は、リターンの バラツキの数値
バラツキが大きいほど、リスク(値動きの幅)が大きい
バラツキが小さいほど、リスク(値動きの幅)が小さい
一般的に、リスク(値動きの幅)が小さい方が、投資家の好感度は高いです

1年3年5年
iTrustインド12.3513.5920.95
+αインド14.97

( SBI証券のデータより 2024年12月 時点 )

【シャープレシオ】

「シャープレシオ」とは?

リスクを取ったことによるリターンの大きさ
数値が大きいほど、効率的にリターンが得られたことを意味します

3カ月6カ月1年2年3年5年
iTrustインド0.490.222.572.471.420.92
+αインド-0.09-0.441.982.30

( マネックス証券のデータより 2024年12月末 時点 )

現時点での比較は「iTrustインド」の方が優れています
しかし、基準価格で左右される要素が大きいため、将来のリスク・リターンは、どちらがいいのか?は分かりません

積立シミュレーション

積立シミュレーションは、Yahoo!ファイナンスを使い行いました

毎月1万円投資した場合(合計120万円)、10年後いくらになるのか?を算出します
過去1年、過去3年、過去5年の、平均利回りでシミュレーシします
「+αインド」の運用は、3年未満のため、直近1年のみのシミュレーションです

過去1年間の
(平均利回り30.54%)
過去3年間の
(平均利回り19%)
過去3年間の
(平均利回り19.19%)
iTrustインド(10年後)元本:120万
最終金額:525万
元本:120万
最終金額:297万
元本:120万
最終金額:299万
+αインド(10年後)元本:120万円
最終金額:473万

かなり夢のあるシミュレーションですね♪
とは言え、未来のことは分かりません
ぶっちゃけ皮算用なので、夢を感じていただければ…と思います

運用会社の特徴比較

【ピクテ】

イメージ:保守的な運用

ピクテは、スイスのジュネーブにあり、富裕層の間では知名度が高いです

運用哲学のベースは、ピクテ家がプロテスタントのカルヴァン派ということから、「質素・倹約・誠実・勤勉」です

その上で、欲張らず資産を減らさない「長期的な資産の保全」を重要視しています

それゆえ、投資アプローチは、守り重視の堅実性で「無理や無茶をしない長期分散」です
ピクテは、これこそが、資産を確実に増やす方法と考えています

ただし「iTrustインド」は、ピクテの中で攻撃的なファンドという位置付けです

【イーストスプリング】

イメージ:アジアの専門性に特化し運用

イーストスプリングは、アジアを中心に13の国や地域に拠点を持つ、アジアを代表する資産運用会社です

アジア市場の分析を得意とし、経験値の高い専門性に基づく分析をベースに、リスク管理を組み合わせ、付加価値の高い投資アプローチで、投資家の長期的な経済的利益を目指しています

投資先 比較(銘柄比較)

【iTrustインド】

「iTrustインド」の特色

主に中長期的に成長が期待できるインド企業の株式に投資します

したがって、特に投資先のセクターや、テーマなどのしばりはありません
しかし、上位10銘柄は、金融・一般消費財情報技術 銘柄が多く
ハイテク銘柄が多い印象です

「iTrustインド」上位10銘柄】

下のURLで、「iTrustインド」の月次レポートで詳細を確認できます
iindia-Monthly-Report-20241129.pdf

【+αインド】

「+αインド」の特色

「+αインド」は、「消費関連」と「インフラ関連」のファンドに、基本、均等に投資するファンドです

月次レポートで確認できるのは「消費関連」と「インフラ関連」、2つのファンドの、それぞれ上位10銘柄です

したがって、それぞれの上位10銘柄を添付しました

少し詳しく「+αインド」は、運用会社の「イーストスプリング・インベストメンツ」が運用している、米ドル建ての、インドの消費関連企業の株式等のファンドと、インドのインフラ関連企業の株式等のファンドの、2つを合わせたようなファンドです

上位銘柄は、銀行・自動車公益素材 銘柄が多く
日本の高度経済成長期を思わせる業種が多い印象です

【消費関連ファンド 上位10銘柄】

【インフラ関連ファンド 上位10銘柄】

下のURLで、「iTrustインド」の月次レポートで詳細を確認できます
200027_MR_JP.pdf

投資先比較(セクター比較)

「iTrustインド」は、月次レポートを元にグラフ化しました
「+αインド」は、消費関連とインフラの、2つのファンドが組み合わさりきていることなどの理由で、少々、強引に作成しましたが、大きなズレはないと思います

「iTrustインド」は、上位5セクターで約78%
「+αインド」は、上位7セクターで約77%

「iTrustインド」の特徴は、「情報技術」が多いことです
「+αインド」は、セクター比率というより「消費関連」と「インフラ関連」が多いことです
インフラ関連では、「公益」「公共事業」銘柄の組み入れが特徴です

セクター比較を作成した、各ファンドの最新の「月次レポート」は、以下のURLです
「iTrustインド」iindia-Monthly-Report-20241129.pdf
「+αインド」200027_MR_JP.pdf

最後に(まとめ)

最後まで読んでくださり、ありがとうございます

私は、未来の予見はできません
「iTrustインド」と「+αインド」、長期的に どちらが高リターンになるのか?分かりません

また、将来、インデックスファンドが、アクティブファンドに、勝つ時が来るかもしれません
したがって、私は、インデックスファンド2本、アクティブファンド2本、計4本、同じ金額で積立てしています

この記事は、サクッと要点のみ解説してるにすぎません
投資判断は、各「目論見書」や「月次レポート」などを、よく読んで下すよう お願いします

投資スタイルは、人によって千差万別
この内容が、少しでも参考になればうれしいです

【参考YouTube動画】

(1008) ピクテ・ジャパン株式会社 – YouTube

ピクテ・ジャパン株式会社
【PICTET公式チャンネル】1805年、スイス・ジュネーブで設立されたプライベートバンクから始まるピクテ。世界で最も歴史のある資産運用会社のひとつです。200年の歴史で培った資産運用能力を活かし、世界中のお客様に資産運用サービスをご提供し...

(1008) イーストスプリング・インベストメンツ株式会社 – YouTube

イーストスプリング・インベストメンツ株式会社
■イーストスプリング・インベストメンツについて■1848年英国で発足以来175年以上にわたり金融サービスを提供している、英国プルーデンシャル・グループの一員であるイーストスプリング・インベストメンツは、アジアを中核とするグローバルな運用会社...

【おすすめ証券口座】

「iTrustiインド」「+αインド」は、楽天証券やマネックス証券など、大手ネット証券会社で購入することができます
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