【徹底比較】日本高配当株 投資信託 『SBI』vs『Tracers』vs『楽天』 ~ 最強の 日本高配当株 投資信託は? ~

(投稿日:2025.11.15)

2025年11月時点の実績

スペックなら「SBI」
基準価格なら「楽天」か「SBI」
分配金実績なら「Tracers」


こんにちは!タクドラたみです♪

高配当株も、好調な日本株への注目が 高まっていますね!

ただ、なかなか優秀な日本株の高配当株ファンドが 出てこないとも言われ、そこが悩みどころです
とは言え、個別株の分析をする時間がない方は、多いと思います

近年、高配当株ファンドの、開拓が進んでいます

そこで 今回は、まだ運用期間は短いですが、将来、優秀な高配当株ファンドとして定着する可能性の高い、3ファンドを比較・分析していきます

対象は「SBI」「Tracers」「楽天」です!

【比較3ファンド】

※ この記事では、以下より、投資信託の 名称が長いため 通称なども 使用しています

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ファンドのスペック比較

(左から 運用期間の長い順)

【運用期間比較】

【ファンド】【運用期間】【償還日】
SBI・日本高配当約1年11カ月無期限
Tracers・日経平均高配当50約1年10カ月無期限
楽天・高配当日本約8カ月無期限

① 運用期間は、目安として 3年以上 欲しいところですが、比較するには、どのファンドも まだまだ 期間が短いです

② 償還日(ファンドの運用終了予定日)は、どれも 無期限なので、安心して 長期運用できます

【経費率比較】

     【ファンド】         【経費率】     【購入時手数料】  【信託財産留保額】
SBI・日本高配当0.099%なしなし
Tracers・日経平均高配当500.10725%なしなし
楽天・高配当日本0.2697%なしなし

① 経費率は「SBI」が、最も安いです
「楽天」が、やや高いかなぁ~、と いう印象ですが、アクティブファンドなので、運用実績でカバーできるといいですね

② 購入時手数料、信託財産留保額(売却時手数料)は、いずれも 無料なので、安心して運用できます

【純資産額】

【ファンド】【純資産額】
SBI・日本高配当1,305.10億円
Tracers・日経平均高配当50183.67億円
楽天・高配当日本105.90億円

① 「SBI」が、ダントツで多いです
最も、償還リスクなどが低く、安心感が高いです

②「楽天」は、意外にも 伸び悩んでいます
経費率の高さ?も、考えられますが、優秀な運用実績を作ることで、純資産額が伸びるといいですね

【販売会社】

①「SBI」と「楽天」は、それぞれの証券会社でしか買えません

②「Tracers」は、販売会社の多さが メリットです
(販売会社:SBI証券・楽天証券・マネックス証券・松井証券・moomoo証券・PayPay銀行・三菱UFJ eスマート証券、計7社)

スペック比較では「SBI」の圧勝

ファンドの実績

基準価格推移比較

基準価格 チャート比較(直近1年)

1年の比較チャートですが「楽天」の運用期間が 約8カ月なので、参考比較です

Yahoo!ファイナンスを使い筆者編集(2025.11.15)

【概況(直近1年)】

「楽天」が、参考値ですが、わずかながら 最も いい感じです!
「SBI」は、楽天とほぼ互角に見えます
「Tracers」は、やや出遅れています。インデックスが故に、流動的な運用ができないのが、要因かもしれませんね

基準価格(株価)推移では
「楽天」「SBI」の アクティブファンドが優勢

分配金実績比較

【SBI日本高配当】

【SBI】【10,000口当たり 分配金実績】
20244.10140円
2024.7.10140円
2024.10.10140円
2025.1.10140円
2025.4.10110円
1025.7.10120円
2025.10.10(直近)130円(5.20%)
年平均(分配利回り)525円(5.25%)

【Tracers日経高配当50】

【Tracers】【10,000口当たり 分配金実績】
2024.9.30100円
2024.12.2100円
2025.1.30100円
2025.3.31100円
2025.5.30100円
2025.7.30100円
2025.9.30(直近)100円(6.00%)
年平均(分配利回り)600円(6.00%)

【楽天・高配当株日本】

【楽天】【10,000口当たり 分配金実績】
2025.6.25100円
2025.9.25(直近)105円(4.20%)
年平均(分配利回り)410円(4.10%)

私見ですが、どのファンドも 現状 少々 ムリをして 分配金を、出しているように 思えます
特に、Tracersの 6%/年は、投資家にとって 嬉しい限りですが、持続可能なのか?いささか疑問を感じます
とは言え「ファンドを 売るつもりはないし、基準価格が 下がらず、分配金は 多ければ多いほどよい」という観点では「Tracers日経高配当50」が、最も優秀でしょう

分配金実績では「Tracers」が優秀

各ファンドの業種割合

各ファンドの月報を元に筆者編集(2025.11.15)

直近の、各企業の決算内容も踏まえた上での、私の見解は

「SBI」は銀行業が 最も多く、今後の日銀の利上げに期待しているように感じます

「Tracers」は、インデックスファンドゆえに、輸送用機器(自動車など)が、時価総額の兼ね合いで、最も比率が高く、今後、トランプ関税の影響と米国に不況が来ると厳しくなる半面、高市政策で円安に進めは追い風になりそうです(高市総理は自動車好きでも有名です)

「楽天」は、比較的 決算内容が安定していい 商社株の比率が高く、手堅いといったイメージです

各ファンドの上位組み入れ銘柄

各ファンドの月報を元に筆者編集(2025.11.15)

直近の、各企業の決算などを踏まえた、私の私見は

「SBI」は、金融業で固めている感じです
PayPayで荒稼ぎしているソフトバンク中心に攻めている感じです
とは言え、日銀の利上げが後ズレすれば、ファンドの基準価格が 伸び悩む要因になりそうです

「Tracers」は、高配当銘柄が中心です
INPEX、JTは、高配当の鉄板銘柄ですね
ただ、商船など高配当ですが、苦戦している企業が上位に入っているのは、基準価格が伸び悩んでいる要因でしょう

「楽天」は、上位3銘柄が 商社株で 安定感重視に見えます
今後、ブリヂストンなど 自動車関連が どうなるのかも ポイントと感じます




私の積立実績(集計開始1年7カ月目)

(分配金再投資実績:トータルリターン)

【ファンド別 損益率 推移】

【2つの ファンド トータル】

【2つの ファンド トータル 】
積立金額:21,000円
評価額:24,480円
評価損益:+3,480円(+16.6%

【概況と私見】

① 私は、基本、個別株投資派なので、この積立は
比較・検証の要素が強く、超少額で実施しています
現状、積立は 各ファンドへ 1,000円ずつです

また、SBI証券を使った NISA枠内での積立が前提のため
「SBI」「Tracers」のみの積立で「楽天」の積立は未実施です

② 私は、高配当株投資を米国株でも 行っています
投資信託であっても、海外課税 10%が ないのは 国内株の大きなメリットです

③ 莫大な投資資金があるなら別ですが、高配当株も可能であれば
NISAを使い、金融所得課税 約20%を 支払わないようにするのがいい
と思います

④ まだ、ファンドの運用期間が短いです
将来的に「SBI」「Tracers」「楽天」どれが、最も優秀なファンドになるのか?
私には 分かりません

⑤ 近年、どんどん優秀なアクティブファンドが登場しています
インデックスファンドへの こだわりが強い人は
時流上 多いと思いますが
高配当株投資は、そもそも、アクティブ投資なので
インデックスファンドに固執する必要はないでしょう
客観的な分析で、投資判断を下すのが、賢明と考えています

現時点では、どのファンドが、最も優秀なのかは分かりません
「SBI」なのか「Tracers」なのか「楽天」なのか?
それとも、今後登場する新しいファンドなのか?
いずれもしても、全力投資するには、時期早々でしょう

国内株のメリット、NISAのメリットなどを踏まえ
インデックス、アクティブの縛りを解き
より多くの人が、客観的な投資判断をし
それぞれに合った、投資ができるといいですね


・最後まで読んでくださり、ありがとうございます

・今後も、定期的に、この記事は アップデートしていく予定です

・客観的な数字などを見ることで、感情的な投資判断ではなく、冷静な投資判断が可能になると考えています

・この内容が、投資のヒントになれば嬉しいです




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