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(投稿日:2025.11.17)
みなさんは、かつて 戦前、日銀総裁や 総理大臣を務め、2.26事件で暗殺された「高橋是清(たかはしこれきよ)」を、ご存知でしょうか?
「ダルマ宰相」と呼ばれる 一方「奴隷宰相」とも呼ばれ、波乱万丈な生涯でした
そんな高橋是清は、マジかよ⁉という、紙幣の片面印刷を敢行するなどの、積極財政も行いました
また、高橋是清は「えっ!そんなことあるの?」という生涯で、ムチャクチャ興味深いですが
今回は、経済を学ぶキッカケになれば…と思い
高橋財政のメリットとデメリットを、サクっと紹介します
高橋財政は、昭和恐慌からの迅速な脱却に成功した一方、後に深刻なインフレと軍事国家を招いた「劇薬」とも言われる経済政策です
尚、以下の要因については、私見が入らないよう、AIによる分析によるものです
私見については、区別し記しました
高橋財政のメリット(功績)
① 世界恐慌からの早期脱却
② 柔軟な経済経営
① 世界恐慌からの早期脱却
【AIによる解説】
・金輸出再禁止と管理通貨制度への移行により、為替レートが下落(円安)し、輸出産業が回復しました
・日本銀行による国債の直接引受(財政ファイナンス)を通じて、大規模な公益事業(時局匡救事業(じきょくきょうきゅうじぎょう))の財源を確保しました
これにより、特に疲弊していた農村部中心に雇用が創出され、国内景気が刺激されました
・結果として、高橋財政は日本経済を欧米に先駆けて世界恐慌のどん底から脱出させ、景気回復を実現しました
【私見】
国債の大量発行による積極財政は、ソッコーで経済を回復させの特効薬のようです
② 柔軟な経済経営
【AIによる解説】
・高橋是清は、従来の古典的な経済理論にとらわれず、当時の経済状況(深刻なデフレ不況)に応じて現実的かつ柔軟な政策を選択しました
【私見】
未来のことを予見するのは困難ですが、それでも行動を起こす姿勢は、今を生きる私たちも、見習うところが多そうです
高橋財政のデメリット(問題点・負の側面)
① 財政赤字の拡大とインフレ懸念
② 軍事費の膨張と国家の軍事化
③ 政策の持続可能性と終焉
① 財政赤字の拡大とインフレ懸念
【AIによる解説】
・日銀による国債引受は、政府の財政赤字を拡大させ、将来的なインフレーション(物価上昇)のリスクを伴いました
・高橋自身は財政再建の必要性を認識し、軍事費の抑制を試みましたが、軍部などの反発により十分に実行できませんでした
【私見】
通貨供給量を増やせば、通貨の価値は薄まり、必然的にインフレ(物価上昇)に向かいます
一時的に通貨供給量を増やすのは、景気刺激策になりますが、慢性的に通貨供給量を増やし続けると、インフレが加速し、経済に破壊的なダメージを与えます
理由はともかく、高橋財政は、財政再建に失敗した事例のひとつで、かつての帝国主義 日本は、植民地獲得に向かい 戦争に突き進んでいきました
② 軍事費の膨張と国家の軍事化
【AIによる解説】
・日銀引受による財源が容易に得られた結果、軍事予算が抑制されず、軍部の要求するまま膨張しました
・これは結果的に、日本の軍事国家化と太平洋戦争への道程を加速させる要因の一つとなったとされています
【私見】
歴史を振り返れば、世界各国、軍事費の増加は、最初はゆっくり、そして時が経つにつれ加速していく傾向です
今、世界は軍拡へ向かっていますが、セオリー通りに進めば、今後、軍拡競争は加速するでしょう
軍事費の拡大は、社会保障費などの削減につながり、世界中の国民は生活は厳しくなっていきます
政治は国民の不満をそらすために敵国を作り、戦争に向かっていくのが、人類が繰り返してきた歴史です
とは言え、未来は過去の繰り返しにならない可能性もあります
今後、日本も含め 世界は、どうなっていくのでしょうね?
③ 政策の持続可能性と終焉
【AIによる解説】
・高橋財政は一種の「劇薬」であり、永続的なものではありませんでした
高橋の死(2.26事件で暗殺)後、財政規律はさらに緩み制御不能な財政膨張とそれに続く戦時インフレへとつながっていきました
【私見】
私は、家計も国家も同じようなものと感じます
家計も一度緩めば、それを戻すのは至難の業です
(ひとたび身についた浪費グセを直すにはかなりの苦痛を伴います)
国家も同様、一度緩んだ財政政策を正常に戻すのは、かなりキツイです
(国家破綻したギリシアの事例などが、それを物語っています)
AIによる まとめ
・極端に言えば、高橋財政は短期的な経済危機に対しては抜群の効果を発揮したものの
長期的な財政の健全化や政治的コントロールという面で大きな課題を残したと言えます
【私見】
かつての日本は、第一次大戦の「大戦景気」からの「戦後恐慌」「震災不況」「金融恐慌」「昭和恐慌」と続き、学ぶ点が盛り沢山です
もし、国民生活が困窮しない国や、戦争が起きない世界を目指すのであれば、日本で生きている私たちは、我が国で起きた経済の歴史も、学ぶのは有効と感じています
最後まで読んでくださり、ありがとうございます
この内容が、少しでも参考になればうれしいです
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