2025年版「新NISA」対応『インド株インデックスファンド4選』
結論はこの4本です!
運用開始日が早い順に並べました
今回の選定条件は、運用期間の短いファンドが多いため、この3点に絞りました
情報の公平化のため、各証券会社などの情報ではなく、Yahoo!ファイナンスとみんかぶを使いました!
また、各ファンドへのリンクは下の表からお願いします
投資信託 | 運用開始日 |
① iFreeNEXT インド株インデックス【04314233】 | 2023.3.13 |
② SBI・iシェアーズ・インド株式インデックス・F【89311239】 | 2023.9.22 |
③ eMAXIS インド株式インデックス【03311242】 | 2024.2.22 |
④ 楽天・インド株Nifty50インデックス・ファンド【9I311244】 | 2024.4.5 |
インデックスファンドを選ぶ4つのポイント
インデックスファンドを選ぶ
『4つのポイント』
① 純資産高
② コスト
④ 信託期間
② トラッキングエラー
① 純資産高
投資信託の純資産高の目安は、最低でも30億円と言われることが多いですが、インド株投資は、ブームに乗った投資の側面があります
何かのきっかけで、投資信託の急速な売却が進むかもしれません
償還(投資信託の運用終了)のリスクを踏まえ、100億円以上にしました
また、純資産高が多いと、投資信託の手数料が引き下げになる可能性が高くなります
純資産高は、多い方がいいですね!
② コスト
コストは、投資信託のパフォーマンスに影響します
同じ指数(インデックス)に連動を目指すファンドが2つあるとします
1つは、信託報酬 1%
1つは、信託報酬 2%
この場合、毎年、私たちが得られる利益に1%ずつの差がついていきます
仮に100万円投資して、指数のパフォーマンスが+5%だったとします
コストが1%の場合、私たちの運用実績は+4%で、104万円ですが
コストが2&の場合、私たちの運用実績は+3%で、103万円になります
コストは、安い方がいいですね!
③ 信託期間
信託期間は
① 運用開始日からの期間
② 償還までの期間
の、2点がポイントです
① 運用開始日からの期間
運用期間が長いほど、ファンドの実績データが安定してきます
一般的に、運用開始から3年は ほしいと言われていますが、インド株投資信託は、その点どれも厳しいです
② 償還までの期間
償還までの期限は、長い方がよく、無制限なら問題ないです
仮に、償還が5年後だとします
その場合、これから、ファンドの値上がりが期待できそうな状況になっても、投資信託の運用が終了し、強制的に現金化されます
また「NISA」の場合、償還時、仮に含み損であっても「損益通算」が行えません
信託期間は、基本「無制限」を選びましょう!
④ トラッキングエラー
トラッキングエラーとは「指数との乖離」です
指数との乖離も、私たちの運用実績に影響します
仮に、指数との乖離(トラッキングエラー)が、-2%だったとします
この場合、指数の実績が5%だとしても、投資信託の運用実績は、+3%に下がってしまいます
新興国株ファンドは、市場の特性から、インデックスファンドの、トラッキングエラーが、大きくなりやすいですが…
トラッキングエラーは、少ない方がいいですね!
インド株のトラッキングエラーの理由は、下の記事で解説しています
『インド株ファンドは、インデックスなのか?アクティブなのか?』(インデックスファンドに、こだわりすぎなくてもいい理由)
純資産高
純資産高は、圧倒的に iFreeNEXT インド株インデックス が多いです
要因は
① 運用開始時期が最も早く、先行者利益が得られたこと
② ファンドの取り扱い証券会社が多いこと
などが、あげられるでしょう
コスト
コストは
① 販売時手数料
② 信託報酬(運用時コスト)
③売却時のコスト
の3つが、あげられます
ただし、今回比較している4つのファンドは、購入時と売却時のコストは、全て無料です
したがって、信託報酬のみで比較します
実質信託報酬が最も安いのが、楽天・インド株Nifty50インデックス・ファンドです
最も高いファンドと、最も安いファンドの差は、0.165%です
このコスト差は、トラッキングエラーが大きい 新興国株ファンドという視点で見れば、誤差レベルです
インド株投資信託の場合、正直、現時点で、0.5%以下であれば、相当 安いと考えていいでしょう
信託期間
① 運用開始からの期間は、どれも短いですが、インド株の投資信託の場合、やむを得ないでしょう
② 償還までの期間は、4つのファンド、全て「無制限」なので、問題ないでしょう
ただし、純資産高が少ないファンドほど、償還リスクが高い点は、注意しておきましょう
株価推移比較
【6カ月 比較チャート】
現段階では、まだ2つのファンドが、運用開始1年未満のため、6カ月チャートで比較しました
誤差レベルと思いますが、前半の3カ月 最も悪かった「SBIインド」が、直近 いい傾向です
これは「SBIインド」のみ「SENSEX」指数で、他の3つが「Nifty50」指数だからです
この2つの指数については、下の記事で解説していますが、正直、指数の動きにさほど違いはないと、私は見ています
【インド株投資】「Nifty50、SENSEX、指数と投資信託の比較」 – 『タクドラたみ』の米国株投資
【リターン比較】
ファンド名 | 3カ月 | 6カ月 | 1年 |
---|---|---|---|
iFreeNEXインド | -1.40% | -5.41% | 17.14% |
SBIインド | 0.89% | -4.64% | 15.28% |
eMAXISインド | -2.21% | -6.26% | ー |
楽天インド | -2.13% | -6.01% | ー |
さて、疑問ですが…
「SBIインド」以外は、同じ「Nifty50」に連動を目指すファンドです
3カ月と6カ月でしか見れませんが、なぜコストが最も高い「ifreeNEXTインド」最も良いリターンなのでしょうか?
「トラッキングエラー」が原因です
トラッキングエラー
トラッキングエラー(指数との乖離)は、参考に「eMAXIS Slim S&P500」比較します
① まず、マンスリーレポート(月報)のリアクションが、SBIと楽天は、遅いです
どういう事情なのでしょうか…?
② ほぼ、どの期間も「eMAXIS Slim S&P500」に対し、インド株インデックスファンドの、トラッキングエラーは乱れています
インド株インデックスは、指数に連動するのが、難しいようです
③ とは言え、4つのインド株ファンドの中で「iFreeNEXTインド」が、最も 安定的です
⑤ これが「iFreeNEXTインド」が、最も コストが高いにもかかわらず、最も リターンがいい理由です
(これから先のことは分かりませんが…)
リスクリターン
【標準偏差】
標準偏差 は、数値が小さいほど、リターンのバラツキが少なく、投資家の安心感が高くなります
ファンド名 | 3カ月 | 6カ月 | 1年 |
---|---|---|---|
iFreeNEXインド | 10.68 | 10.06 | 13.15 |
SBIインド | 8.31 | 11.28 | 12.28 |
eMAXISインド | 9.35 | 9.66 | ー |
楽天インド | 9.47 | 9.81 | ー |
みんかぶのデータを元に筆者編集(2025.1.15)
標準偏差は「iFreeNEXTインド」のバラツキが最も大きいく悪い傾向です
しかし、最低でも3年のデータで判断するものなので、まだ、なんとも言えません
【シャープレシオ】
シャープレシオは、数値が大きいほど、効率的にリターンが得られています
ファンド名 | 3カ月 | 6カ月 | 1年 |
---|---|---|---|
iFreeNEXインド | -0.15 | -0.56 | 1.29 |
SBIインド | 0.08 | -0.43 | 1.23 |
eMAXISインド | -0.26 | -0.67 | ー |
楽天インド | -0.26 | -0.67 | ー |
みんかぶのデータを元に筆者
シャープレシオは、僅差ですが「SBIインド」に続き「iFreeNEXTインド」です
これも、まだ期間が短すぎるため、優劣を判断するには、時期早々です
直近のリターンが「SENSEX」の方が「Nifty50」より良かった影響もあるので、なんとも言い難いです
まとめ
まだ、運用期間が短すぎるため、現時点では、どのファンドが最も優秀なのか?は、分かりません
強いて言えば、現状から、総合的に判断すれば「iFreeNEXTインド」が最も安定しているようです
本来であれば、運用開始から、1年未満のファンドを選択するのは、イマイチですが、今後も推移を追っていき、随時 最新のデータに更新していく予定です
【最後に】
最後まで読んでくださり、ありがとうございます
私は、未来の予測はできません
また、この記事は、サクッと要点のみ解説してるにすぎません
投資判断は、各「目論見書」や「月次レポート」などを、よく読んで下すよう お願いします
投資スタイルは、人によって千差万別
この内容が、少しでも参考になればうれしいです
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